2010年03月23日
インドの食い倒れ(8)
レストランバーで水パイプを吸う
パハルガンジーのホテルVをチェックアウトし、路地裏のお店で朝食をとることにした。通りかかった店先でちょうどサモサが揚がってきたのが見えたからだ。ほくほくのサモサをチャイで流し込み9ピー(23円)だ。
そのままコンノートプレイスのホテルBにチェックインする。ビルの屋上にあるホテルだが古くて狭い。ドアだってちゃんと閉まらない。そのくせ料金はホテルVの2倍だ。町中という立地だからこんなものかもしれない。ホテルのボーイたちがすこぶる愛想がいいのが救いだ。
とにかくこの狭い部屋から出て、付近を散策することにした。
環状に造られたこの町を囲むように走る一番外側の道路は車の騒音と排気ガスが溢れかえっている。こんなに混雑する道路なのになぜか信号がほとんどなく人々は車と車の間を縫うようにして向こう側へ渡っていく。
バスはバス停付近に来ると少しスピードを落とすぐらいで、乗客は走り続けるバスから飛び降りたり、飛び乗ったり。女性や慣れない外国人には危なくてとても真似はできない。
この喧騒から南へ歩く。ジャンタルマンタルという280年前に造られたという天文台あたりをうろつきながらランチを食べる時間と腹具合を調節する。
ランチはガイドブックに掲載されていたベジタリアンレストランVで食べることに決めていた。広い店内はまだお昼には早いのか僕一人。
Vスペシャルランチ(125ルピー・320円)を注文する。カッテージをほうれん草のスパイスソースで煮込んだパラックパニール、トマトのスープ、ビリヤーニはナッツや野菜入りのピラフといったところ。それにナン(インドのパン)がついていた。
味はおとなしめでおいしいのだけれども何か物足りない。スパイスと素材がそれぞれ遠慮しあっているようだ。野球で凡フライをお見合いで落としてしまった時のような気持ちでレストランを後にする。
それではと夕飯のための時間潰しと腹ごなしにひたすら街を歩き回る。コンノートプレイスは金融機関や海外ブランドを扱う店、宝石商、みやげ物店が多く、海外からの旅行者やおしゃれな若者たちがショッピングを楽しんでいる。そしてそれらのうちの高級店の入口にはライフルを手にしたガードマンが立っているのだ。
インド音楽のCDを買いにミュージックショップに入る。店内はMDやDVD搭載のコンポやモニターが並べられ、来店者で結構賑わっている。その奥にCDやDVDのソフトのコーナーがあった。僕がインドの伝統音楽を探してるというと早速3、4枚出してきてくれた。どんな曲か訊ねると、聴いてみればと勧めてくれた。お願いしたらその店員は持ってきたCDの包装を全部破いてどうぞと言う。僕がすっかり恐縮してると一言、
「ノープロブレム。」
1枚だけ買わしてもらった。残りのCDは包装のないまま何事もなかったように、また棚に並べられた。
今度僕が買いたいCDの包装が開いているのを指摘しても、彼らは同じように「ノープロブレム」で済ますのだろうな。インドの人って良くも悪くもおおらかなんだと一人で納得してしまった。
すぐ近くのレストランバーSですこし早めの夕食をとる。暮れていくデリーの町並みを窓越しに見ながら、ラムシチューをつまみにビールとワインをやる。スチュエーションはなかなかいい。ラムシチューはアラブ料理のクスクスだった。上品な味だがインパクトがあまりなかった。
その時カウンターの上にある高さ80センチほどの透明な紡錘形のガラスの器に目が止まった。僕の好奇心がムクムクと頭をもたげる。聞けば水パイプだという。
早速吸ってみることにした。煙草もいろんなフレバーがあり好みで選べる。僕はミントの煙草を吸ってみた。紡錘形の一番上に付いた受け皿に煙草と火のついた炭が乗っていて長いホースの先に着いた吸い口から煙を吸い込むのだ。吸い込まれた煙はガラスの器の下のほうに張られた水の中を通って器の上部の空洞の所に集まり、僕の口に入ってくる。水の中を通ってくる煙はひんやりとしていて、ミントの軽い香りが洗練されたくつろぎを紡ぎだしていく。
このおしゃれな一服に僕はすっかり魅了されてしまい、後日水パイプを探すことに結構な時間を割くことになり、おみやげに2本も買ってしまうことになる。
本日1545ルピー(3900円)の散財。まあ水パイプに出会えたことで本日は良しとしよう。
パハルガンジーのホテルVをチェックアウトし、路地裏のお店で朝食をとることにした。通りかかった店先でちょうどサモサが揚がってきたのが見えたからだ。ほくほくのサモサをチャイで流し込み9ピー(23円)だ。
そのままコンノートプレイスのホテルBにチェックインする。ビルの屋上にあるホテルだが古くて狭い。ドアだってちゃんと閉まらない。そのくせ料金はホテルVの2倍だ。町中という立地だからこんなものかもしれない。ホテルのボーイたちがすこぶる愛想がいいのが救いだ。
とにかくこの狭い部屋から出て、付近を散策することにした。
環状に造られたこの町を囲むように走る一番外側の道路は車の騒音と排気ガスが溢れかえっている。こんなに混雑する道路なのになぜか信号がほとんどなく人々は車と車の間を縫うようにして向こう側へ渡っていく。
バスはバス停付近に来ると少しスピードを落とすぐらいで、乗客は走り続けるバスから飛び降りたり、飛び乗ったり。女性や慣れない外国人には危なくてとても真似はできない。
この喧騒から南へ歩く。ジャンタルマンタルという280年前に造られたという天文台あたりをうろつきながらランチを食べる時間と腹具合を調節する。
ランチはガイドブックに掲載されていたベジタリアンレストランVで食べることに決めていた。広い店内はまだお昼には早いのか僕一人。
Vスペシャルランチ(125ルピー・320円)を注文する。カッテージをほうれん草のスパイスソースで煮込んだパラックパニール、トマトのスープ、ビリヤーニはナッツや野菜入りのピラフといったところ。それにナン(インドのパン)がついていた。
味はおとなしめでおいしいのだけれども何か物足りない。スパイスと素材がそれぞれ遠慮しあっているようだ。野球で凡フライをお見合いで落としてしまった時のような気持ちでレストランを後にする。
それではと夕飯のための時間潰しと腹ごなしにひたすら街を歩き回る。コンノートプレイスは金融機関や海外ブランドを扱う店、宝石商、みやげ物店が多く、海外からの旅行者やおしゃれな若者たちがショッピングを楽しんでいる。そしてそれらのうちの高級店の入口にはライフルを手にしたガードマンが立っているのだ。
インド音楽のCDを買いにミュージックショップに入る。店内はMDやDVD搭載のコンポやモニターが並べられ、来店者で結構賑わっている。その奥にCDやDVDのソフトのコーナーがあった。僕がインドの伝統音楽を探してるというと早速3、4枚出してきてくれた。どんな曲か訊ねると、聴いてみればと勧めてくれた。お願いしたらその店員は持ってきたCDの包装を全部破いてどうぞと言う。僕がすっかり恐縮してると一言、
「ノープロブレム。」
1枚だけ買わしてもらった。残りのCDは包装のないまま何事もなかったように、また棚に並べられた。
今度僕が買いたいCDの包装が開いているのを指摘しても、彼らは同じように「ノープロブレム」で済ますのだろうな。インドの人って良くも悪くもおおらかなんだと一人で納得してしまった。
すぐ近くのレストランバーSですこし早めの夕食をとる。暮れていくデリーの町並みを窓越しに見ながら、ラムシチューをつまみにビールとワインをやる。スチュエーションはなかなかいい。ラムシチューはアラブ料理のクスクスだった。上品な味だがインパクトがあまりなかった。
その時カウンターの上にある高さ80センチほどの透明な紡錘形のガラスの器に目が止まった。僕の好奇心がムクムクと頭をもたげる。聞けば水パイプだという。
早速吸ってみることにした。煙草もいろんなフレバーがあり好みで選べる。僕はミントの煙草を吸ってみた。紡錘形の一番上に付いた受け皿に煙草と火のついた炭が乗っていて長いホースの先に着いた吸い口から煙を吸い込むのだ。吸い込まれた煙はガラスの器の下のほうに張られた水の中を通って器の上部の空洞の所に集まり、僕の口に入ってくる。水の中を通ってくる煙はひんやりとしていて、ミントの軽い香りが洗練されたくつろぎを紡ぎだしていく。
このおしゃれな一服に僕はすっかり魅了されてしまい、後日水パイプを探すことに結構な時間を割くことになり、おみやげに2本も買ってしまうことになる。
本日1545ルピー(3900円)の散財。まあ水パイプに出会えたことで本日は良しとしよう。
2010年03月11日
インドの食い倒れ(7)
(梵我の丸ごとトマトカレー)
スパイス屋のチャイがうまい!
パハルガンジーのメインバザールはニューデリー駅から西にのびた通りだ。中央の大通りの両側には衣類や生活用具、お土産の店が連なり、その間にレストランやカフェ、ホテルが密集している。左右の迷路のように入り組んだ小路にも店やレストラン、ホテルのほか何だかわからない怪しげな店があり、ここも人々が道いっぱいにひしめいているのだ。
このメインバザールの南側を通っている道路は食料品の市場になっていて、野菜、果物、スパイス、肉、魚などが並んだ店や屋台からの威勢のよい掛け声が客の足を止めさせる。僕はこの通りが大好きで、メインバザーの奥にあるホテルへの行き帰りはもっぱらこの通りを利用した。
インドの野菜は非常に豊富で種類も多い。ナス、ジャガイモ、トマト、キュウリ、生姜にんにく、玉葱、とうもろこし、ししとう、唐辛子、ほうれん草などなど日本でお馴染みの野菜が勢ぞろいしている。しかも野菜一種類一種類が大きさ、形、色がバラエティに富んでいて見るものを飽きさせない。
これらの野菜一つ一つにそれぞれの調理法があり、それに合わせたマサラ(混合スパイス)があるんだなあとインド料理のレシピの数の多さとスパイスの奥の深さに感心してしまう。
この通りの楽しみの一つにスパイス屋がある。屋台も居を構えている店もいろんな種類のスパイスを大きなざるに盛って販売している。客はそれをお猪口一杯の量で買い求めている。

(インドのスパイス屋)
僕はこの道を何度か通るうちに一軒のスパイス屋のおやじと仲良くなった。最初は旅行客などめったに踏み入れることのないこの通りで、不審な東洋人のおっさんがうろうろするのを好奇のまなざしで見ていたが、スパイスに興味がありそうだとわかると、このおやじ、なんだかんだと片言の英語で話しかけてきた。
「どこから来たんだ?」
「どこに泊まってる?」
「いつまでいるんだ?」
「これからどこに行くんだ?」
「インドに何しにきたんだ?」
ありきたりの質問が一応済むとこのおやじは店の奥にいる女房になにか怒鳴っていた。椅子を勧められて、座わるとしばらくして女房が奥から茶渋で黒ずんだマグカップにマサラティを入れて運んでくれた。
「うちの店のチャイマサラで作ったチャイだよ。飲んでみてくれ。」
マグカップの汚さにかなりたじろぎながらも僕は一口すすってみる。その一口の液体がすばらしい香りを放ちながら僕の口の中で甘くそして高貴な舌触りで広がっていく。僕の大脳を何か爽やかなものがスーッと通り抜けていった。
「どうだい。これは俺が作ったチャイマサラだよ。」
おやじは僕の表情を見て取ると、感想を待つまでもなくそう言って胸をそらし自分のカップのチャイに口をつけた。そのおっさんの金属製のカップは僕が手にしているマグカップよりさらに使い込まれ汚れ、かなり変形していた。僕のカップはおそらく来客用のものだったのだろう。僕はこの後このマサラティをごちそうになるためにこのスパイス屋を何度も訪れることになる。
夕食は例のMレストランで。パパドをつまみにビールを飲む。アローゴビとクリームオブトマトを注文する。前者はカリフラワーとポテトのスパイス炒めといったところ。後者はトマトのクリームスープだ。このスープはトマトを大きめに形を崩さずに煮込んだものだ。まろやかでスパイスが素材そのものの味を引き出し、赤く熟したトマトがスープの中で揺れながらスプーンにおいでおいでしている。

(梵我の丸ごとトマトカレーです。現在発売中)
ちなみにお値段だがアローゴビが90ルピー(225円)クリームオブトマトが50ルピー(125円)でした。食後にインドのラム酒、オールドムンクを飲みながら今夜も幸せなフィニッシュでした。
2010年02月25日
梵我マスターのスパイスうんちく(3)
フェヌグリーク
(写真はフェヌグリークの種子)
この舌をかみそうな名前のスパイスは現在注目されているスパイスの
ひとつです。
西アジアや南東ヨーロッパを原産地とするこのスパイスはマメ科の植物
の種子で、苦味とカラメルのような芳香が特徴で、パンに入れて焼いたりチャツネの原料として使われる。
フェヌグリークは蛋白質や無機質、脂質およびビタミンが多く含まれ
もともとベジタリアンにとっては肉にかわる重要な食物であった。
最近の臨床実験では血糖値の減少や脂肪肝の抑制、肝臓でのコレステロールの生合成の抑制する作用があり、骨粗しょう症の予防薬などの
効果が報告されており、糖尿病や生活習慣病に有効であることが判明
している。
当店の商品には「五十路茶」や「ドッグマサラ」の主な原料のひとつ
として使われている。
2010年02月20日
インドの食い倒れ(6)

梵我のバターチキン
この時の感動を辛味の苦手な方やお子様の口にも合うようにとアレンジしました。
現在梵我の人気定番メニューです。
最高にうまいバターチキンを食べた
インドという国は現在人口は約10億3千万人をかかえている。そして近い将来中国を抜いて世界一位になるだろうといわれている。
インドの都市でも3番目に人口の多いここデリーは人、人、人で溢れかえっている。人口50万人のわが町熊本に比べたらその25倍強、つまり1280万人のインド人(当たり前のことだが)が住んでいることになる。
僕が泊まっているこのパハルガンジーのメインバザールという幅5,6メーターの通りもまるで毎日がお祭りのようで両側のお店や屋台の出店やチャイ売り、ピーナッツ売りなどの間を人はもちろんやオートリキシャ、車、バイク、サイクルリキシャ(自転車の後ろに人を乗せる座席がついている)、でごった返している。そのうえにそのわずかな隙間に神様のお使いである放し飼いのお牛さまが、犬が山羊がもうゴッチャゴッチャだ。
この混雑の中でUターンしようと大それたことをやる車や、オートリキシャやサイクルリキシャの客引きの怒鳴り声と絶え間なく鳴らすクラクション、外国人とみればしつこくついてくる物売りや客引きたち、赤ん坊を抱いて物乞いをする女性や道路を這いながら哀れを訴える足の不自由な男。牛が屋台の品物におしっこをかけているのをなすすべもなく肩をすくめるだけで眺めてる店主。売り物の野菜を山羊に食われ棒を振り上げる少年。バイクに足を轢かれた犬が怒って吠えながら追いかける。呼び込みをする食堂の男の子の横では牛の糞で滑って糞だらけで泣いているアジアの旅行者の少女が。
こんなことがこの町で一度に同時に起きてもそれは彼らにとってなんでもない日常なのである。
僕はこの町の喧騒を抜け、ニューデリー駅前でオートリキシャを拾いパハルガンジーの東にあるオールドデリーのチャンドニーチョウクという商店街へ向かう。町の喧騒を抜けたつもりが、さらにひどい喧騒の混雑の中に入っていると気がつくのにさほど時間はかからなかった。片側4車線の道路にバスやトラック、乗用車が大渋滞、その間をバイクやオートリキシャが縫うように走り回る。ひどい所では8台の車が横並びになり、さすがに小回りのきくオートリキシャやバイクですら動けなくなってしまった。
オートリキシャを降りて商店街を歩く。目指すはガイドブックに書いてあった、ジャーママスジット南門付近のレストランK。人ごみをまさに泳ぐようにしてようやく目的の店に。
レストランというよりこれは場末の食堂って感じ。しかしお昼の時間帯は過ぎているというのに結構人が入っている。合席にしてもらいバターチキンとチキンカレーを注文する。全メニューにハーフサイズがあるのが助かる。ただしビールがないのが残念だ。
「すごい!これはスパイシーだ、」思わず日本語でつぶやいた。ワイルドなスパイスの香りが僕の鼻孔を押し広げながら侵入してくる。思わずむせ返るがそれでいて妙にいとおしい香りだ。チキンカレーを一口。絶妙にブレンドされたスパイスたちが骨ごとぶつ切りにされたチキンの味を押し上げるように舌先で踊りだす。
嗚呼!至福
バターチキンに手を伸ばす。しっかりとヨーグルトとスパイスに漬け込まれたチキンをさらにスパイスとトマト、バター、生クリームで煮込んだこの手の込んだ料理はその舌触りの良さとスパイスの刺激が僕の口の中で一つの宇宙を練り上げていく。その心地よさに僕の顔の筋肉が弛緩していくのがわかる。
嗚呼、嗚呼!至福
追伸、この2品にナンとミネラルウォーター(1.8リットル)をつけて180ルピー(450円)とは嬉しくなってしまう
2010年02月15日
すぱいす工房の新着情報

ユーザーのお客様より以前からご要望があった詰め替え用ドレシングマサラ(愛称マサドレ)ができました。
30gで490円のお買い得アルミパック入りです。
地球環境保護のため空き瓶の再利用にご協力ください。
また初めてご利用の方も送料が全国一律90円のこのエコパックをご利用ください。
お求めはこちら
野菜がこんなに食べられるなんて
のマサドレはノンオイル、超低カロリーの無添加物のサラダ用ドレシングです。おいしさだけでなく心と体に優しい食感をお試しください。
最近運動不足の梵我マスターはメタボ対策に、朝食には食パンに山盛りの野菜サラダをはさみ、マサドレを多めに振りかけたホットサンドと紅茶を頂いています。

2010年02月10日
インドの食い倒れ(5)
デリーの耳掻きおじさん
ニューデリーの駅でDさんたちと別れた。彼らはパキスタンの国境まで列車で行くそうだ。僕は駅前のパハルガンジールというあまり衛生面も治安も良くない(とガイドブックに書いてあった)地区で宿を探すことにした。
ガイドブックに書いてあった静かで、快適な設備の整った近代的中級ホテル、450ルピー(約千円)といううたい文句にのって探しあてたホテルVが僕のインドでの最初の宿となる。
ガイドブックのうたい文句をそのまま信じたわけではないが、窓がなく、お湯が出ないシャワー、壊れかけて写りの悪いテレビと3~4人は楽に寝れる異様に大きいベッドがあるだけのこの部屋をどういう見方をすればあのような文章が書けるのか不思議だ。
とりあえずチェックインすることにした。インドのホテルの多くはいつでもチェックインできてその24時間後がチェックアウトになり便利がいい。僕は昨夜の睡眠不足を補うべくすぐその馬鹿でかいベッドに横になった。
2、3時間位眠っただろうか。おなかがすいたのとワクワクした高揚感で目が覚めた。すぐ近くのカフェでカッテージチーズを揚げたものとホットチョコレートをおなかに入れ、
オートリクシャー(三輪車のタクシー)でコンノート・プレースの本屋さんへ行く。ここはニューデリーの中心で、ビルが立ち並ぶビジネス街や店舗、レストラン、映画館それにホテルなどが集まる環状の街路に囲まれた市街地だ。
インド料理の本数冊を買い求め、公園で一休みしていた時だった。まさに怪しげなおっさんが話しかけてきた。客引きかなにかだろうと思っていたら、耳の掃除屋だという。耳はきれいだからいらないと言うとそのおっさんは立てた人差し指を左右に振りながら唇を尖らせて「チッチッチッ!」使い古した手帳を差し出し読めと言う。
「このおじさんは怪しそうだけど実はインドの耳掻き名人である。」「このおっさんの耳垢取りの技は驚きである。」「出てくる、出てくる恥ずかしいくらいに耳くそが取れる。」
などなど日本の若い旅行者のものと思われる丸っこい文字が並んでいる。
「わたし耳くそ取りの名人だよ。あなたラッキー。今日はただでとってあげる」まあただというのなら取ってもらおうかと、(ただほど高いものはない)という日頃の戒めをすっかり忘れて耳を差し出してしまった。この名人は耳掻き七つ道具を取り出し、耳の中をごちゃごちゃやっていたが、「ハイどうですか。」得意げに差し出した手のひらに小指の爪の大きさの耳くそが4、5個も乗っているではないか。
ゲ!うそだろう。これなんかのトリックじゃないの。なんて思っているとこの名人は僕の目をじっと見つめて「あなたの耳の中は非常にきたない」と言い切ったのだ。思わずたじろぐ僕に名人はおっしゃた。
「ここでは完全にきれいにすることはできない。ちょっと私の部屋に来てください」
気の弱い旅行者だったら仕方なくついて行くところだろう。だけど僕だっておっさんと同じくらいおっさんなんだ。負けちゃいられない。部屋にも行かないし、もう片方の耳の掃除もしなくていいとキッパリ断った。するとこの名人片耳分のお礼がほしいと言い出した。お礼くらいいいだろうと思い、いくらだと訊ねると800ルピーだと言う。ババ馬鹿を言うな。800ルピーといったら、僕の8日分の食事代だぞ。チャイなら160杯飲めるんだぞ。僕は貧乏だから払えないといってもこの名人は粘る。昨夜の空港でのタクシードライバーのしつこさがよみがえってくる。なんといってもインド人は僕ら日本人よりもはるかに多くの時間を持ち合わせているのだから。
ここは短期決着。名人のシャツのポケットに100ルピー札一枚を突っ込んでその場所を離れた。こうして僕はまんまとインドでの詐欺に100ルピー分(250円)ひっかかってしまった。コンノートプレイスの耳掻き名人にはくれぐれも気をつけよう。
夕食はパハルガンジー地区のメインバザールにあるMレストランへ。ここはこのあたりでは一番立派なレストランでお客は欧米人がほとんどだ。数少ないお酒の飲める店の一つでもある。キングフィシャーというインド産のビールを飲みながらチーズナン(チーズが練りこまれたナン)とシシカバブ(スパイス入り羊のひき肉のソーセージ)を食べる。本当にインドで食事をしているんだなぁとしみじみ幸せを舌先で感じている。

インドのレストランでは大瓶が100ルピーで
2010年02月06日
梵我のスパイスコーナー
テーブルマサラシリーズ7種類がハローグリーンエブリー島崎店にて販売。今後はエブリーの他の4店舗でも販売いたします。
梵我のオリジナルマサラが7種類
ドレッシングマサラ・・・野菜のサラダにぴったり。
ピッツアマサラ・・・・・ピザ専用のパウダーマサラ
アイスマサラレッド・・・バニラ用アイスマサラ
アイスマサラブラック・・野菜系シャーベット用
ファイアーマサラ・・・・全ての料理をホットに
ドッグマサラ・・・・・・愛犬がいつまでも若々しく
たまごご飯マサラ・・・・こんな卵ご飯を食べたかった。
詳しくはこちら

ハログリーンエブリー島崎店のスパイスコーナー
梵我のオリジナルマサラが7種類
ドレッシングマサラ・・・野菜のサラダにぴったり。
ピッツアマサラ・・・・・ピザ専用のパウダーマサラ
アイスマサラレッド・・・バニラ用アイスマサラ
アイスマサラブラック・・野菜系シャーベット用
ファイアーマサラ・・・・全ての料理をホットに
ドッグマサラ・・・・・・愛犬がいつまでも若々しく
たまごご飯マサラ・・・・こんな卵ご飯を食べたかった。
詳しくはこちら

ハログリーンエブリー島崎店のスパイスコーナー
2010年02月04日
インドの食い倒れ(4)

ニューデリー駅
やっとインドでチャイが飲めたよ
人が二百人ほど収容できるデリー空港の有料待合室のベンチの上でインドの一夜は明けていった。まだ夜の帳は残っているものの、外では確かに朝の喧騒が始まっていた。そろそろニューデリー行きの始発バスが出る時間だ。その前にトイレを済まそうと待合室の奥にある公衆トイレに向かう。
なんだこのアサガオ(男子のおしっこ用の便器)の高さは。僕は日本人として背は高いほうではないがインド人だってこの便器で楽に用を済ませるほど背の高い人ばかりじゃないはずだ。なにくそと見栄を張りつま先だって用を済ませた。僕より背の低いD君は大便用のトイレで済ませた。インド人って見栄っ張りだね。
まだ明け切らぬ町並みを年季のいった老人のようなバスは車体をブルブル震わせながらぶっ飛ばして行く。幸いまだ朝早いせいか座席に座ることができた。道路の両脇にはもう食べ物の屋台が出ている。なにを売ってる店だろうとキョロキョロしていたら、突然バスは悲鳴のような急ブレーキをかけて止まった。
座席から振り落とされそうになるのをやっとこらえて前をみると象がゆっくり道路を横断しているではないか。ああここはやっぱりインドなんだなってあらためて納得している日本人約三名がいた。
バスは夜の明けたニューデリーの駅に着いた。人口十億を抱えるインドの首都の駅ということでそれなりの建物を想像していた僕であったがここでもあっさり裏切られた。けしてきれいではない、いや汚くて古い駅舎とその周りにはどこから集まったのか人、人、人。彼らは日本の都会のラッシュ時のようにどんどん流れて行くのではなく、どんどん集まって淀んでいくのである。
とりあえず当初の目的であったインドの朝のチャイを飲もうと駅付近を捜す。駅前で屋台の客引きやってるあんちゃんはどうもぼれれそうだし、この屋台汚そうだしなんてキョロキョロしていたら、目の前に満面の笑みをたたえたチャイ屋のおっさんがいた。僕らは記念すべきインドのチャイをついに飲んだのだ。おっさんが手馴れたしぐさで入れてくれた5ルピー(約十二円)のチャイは熱くて甘く、いつの間にか緊張していた肩と心をほぐしてくれるようだ。
2010年01月31日
愛犬のためのスパイス「ドッグマサラ」発売

ドッグフードに振りかけるだけ。愛犬の食欲増進と、若さを保ちます。
ただし妊娠中や病気療養中の犬には与えないでください。
原材料:フェヌグリーク、ターメリック他
内容量:45g
税込価格:680円
使用しているフェヌグリークというスパイスは骨を強くし、生活習慣病の予防改善の効果が期待できる。
ご注文はこちら

(今月のラベルは熊本のとらくんです。)
愛犬の写真がラベルになります。
愛犬の名前、年齢、写真と応募者の住所、名前を下記メルアドにお送りください。採用されましたら「すぱいす工房 梵我」のテーブルマサラセットをお送りいたします。
bonga2005@wine.ocn.ne.jp
2010年01月30日
インドの食い倒れ(3)
インドの初夜その二
「ヘイ!マ???シノハーラ。」
僕ら三人が待合室に向かう階段を登り始めた途端、あんまり目つきの良くないおっさんが声をかけてきた。もっともインド人ってみんな目つきが悪いかいやらしそうに見えるのは僕だけだろうか。インド人に知り合いはいないけど名前のほうはともかく苗字は確かに僕らしい。そうだというとおっさんが二人僕らの前に立ちはだかった。そのうち背の低いほうのおっさんが奇妙な愛想笑いを浮かべながら話してくる。
「われわれはDゲストハウスから迎えにやってきた。さあ一緒にタクシーに乗っていこう。」
「あなたはホテルの人か?」
「そうだ」
おかしいよ。今ホテルのおやじはタクシーひろって勝手に来いって電話でいったばかりなのに。それにしてもこのおっさんはどうして僕の名前を知っているのか。それよりもこの広い国際空港で、いくら日本人の旅行者が少ないとはいえ僕を探しだせたものだ。まるで僕の顔写真が出回っているかように。
あやしい。このおっさんの顔があやしい。
「僕は今夜はこの空港の待合室に泊まる。Dゲストハウスには明日行くよ。ありがとう。」そう言って彼らのディフェンスをすり抜け有料待合室に飛び込んだ。
これで安心。あいつら絶対怪しいよね。なんてD君とYさんと話しながら。ベンチで仮眠の用意をしていたら、ギョギョ!僕のベンチの前に例のおっさんが立っているではないか。おっさんはまるで旧知のお友達のような笑顔を髭の下の唇に目いっぱい広げて話しかけてきた。
「明日は何時にDゲストハウスに向かうのかい。」
「僕がタクシーで送ってあげるから。」
「ノープロブレム。大丈夫、大丈夫。ずっとここで待ってるから。」
このおっさん待合室の入場料20ルピー払って勝負にでてきたな。ここは作戦変更だ。
僕はD君とYさんに目配せして、明日はこの二人と一緒にパキスタンへ行くことになったのでホテルはいらないと告げた。おっさんしばし考えた。それからメモ用紙とボールペンを貸してくれという。そのメモになにやら数字を書いて差し出した。ホテルの宿泊をキャンセルしたので30%のキャンセル料を払えというわけだ。なるほどその手できたか。
それなら最後の手段だ。この時から3人は英語がまったくわからなくなったのだ。
押し問答の末このおっさんはまったく英語の説明が通じない日本人を諦めてやっと開放してくれたのです。その間なんと3時間。ごくろうさまでした。
「ヘイ!マ???シノハーラ。」
僕ら三人が待合室に向かう階段を登り始めた途端、あんまり目つきの良くないおっさんが声をかけてきた。もっともインド人ってみんな目つきが悪いかいやらしそうに見えるのは僕だけだろうか。インド人に知り合いはいないけど名前のほうはともかく苗字は確かに僕らしい。そうだというとおっさんが二人僕らの前に立ちはだかった。そのうち背の低いほうのおっさんが奇妙な愛想笑いを浮かべながら話してくる。
「われわれはDゲストハウスから迎えにやってきた。さあ一緒にタクシーに乗っていこう。」
「あなたはホテルの人か?」
「そうだ」
おかしいよ。今ホテルのおやじはタクシーひろって勝手に来いって電話でいったばかりなのに。それにしてもこのおっさんはどうして僕の名前を知っているのか。それよりもこの広い国際空港で、いくら日本人の旅行者が少ないとはいえ僕を探しだせたものだ。まるで僕の顔写真が出回っているかように。
あやしい。このおっさんの顔があやしい。
「僕は今夜はこの空港の待合室に泊まる。Dゲストハウスには明日行くよ。ありがとう。」そう言って彼らのディフェンスをすり抜け有料待合室に飛び込んだ。
これで安心。あいつら絶対怪しいよね。なんてD君とYさんと話しながら。ベンチで仮眠の用意をしていたら、ギョギョ!僕のベンチの前に例のおっさんが立っているではないか。おっさんはまるで旧知のお友達のような笑顔を髭の下の唇に目いっぱい広げて話しかけてきた。
「明日は何時にDゲストハウスに向かうのかい。」
「僕がタクシーで送ってあげるから。」
「ノープロブレム。大丈夫、大丈夫。ずっとここで待ってるから。」
このおっさん待合室の入場料20ルピー払って勝負にでてきたな。ここは作戦変更だ。
僕はD君とYさんに目配せして、明日はこの二人と一緒にパキスタンへ行くことになったのでホテルはいらないと告げた。おっさんしばし考えた。それからメモ用紙とボールペンを貸してくれという。そのメモになにやら数字を書いて差し出した。ホテルの宿泊をキャンセルしたので30%のキャンセル料を払えというわけだ。なるほどその手できたか。
それなら最後の手段だ。この時から3人は英語がまったくわからなくなったのだ。
押し問答の末このおっさんはまったく英語の説明が通じない日本人を諦めてやっと開放してくれたのです。その間なんと3時間。ごくろうさまでした。
2010年01月27日
梵我マスターのスパイスうんちく(2)

コリアンダー
ソーセージやカレー料理、肉料理に良く合います。
消化を助けたり、お腹の張りを解消したりする作用があります。
南ヨーロッパの原産で、未熟な実は南京虫(Koris)に似た悪臭があり
完熟するとアニスの実(annon)のような芳香があるのでコリアンダー
の名前が付いた。
中世には媚薬として、「千夜一夜物語」では催淫薬として用いられた。
私の最も好きな香りのスパイスですりつぶしたパウダーは実に切ない香り
がして媚薬や催淫薬として使用された訳はわかるような気がします。
すぱいす工房ではバレンタインデーに発売予定の愛の最強アイテム
「魔女の惚れチャイ」に使用されています。
2010年01月24日
インドの食い倒れ(2)

(インドデリー空港)
インドの初夜は
そんなこんなのドタバタの結果、僕は一人一月のデリー空港に降り立っていたのです。現在現地時間で午後十一時。広い港内を出国ゲートに向かいながら、旅行代理店のOさんの話を思い出していた。
「僕らが今一番降りるのがいやなエアポートがデリー空港ですよ。特に夜着いた時なんて最悪。タクシーなんかに乗ったら何処連れて行かれるかわかったもんじゃない。空港指定のプリペイドタクシーだって危ないものですよ。とにかく朝まで空港から出ないか、ホテルに予約をいれて送迎の車を出してもらうかどちらかですよ。」
僕は迷うことなく後者を選んだ。せっかくのインドの初夜を空港のベンチでなんてとんでもない。最初は少しはりこんで中堅クラスのホテルを予約し、車で迎えに来てもらう。
目が覚めたらホテルの近くの公園を散策しながら露店の食堂でチャイ(インド風ミルクティ)を飲み、サモサをほうばる。僕はその時舌先でインドを感じる。そんな朝の予定がすっかりできあがっているのだ。
出国手続きを済ませ、空港の出口ゲートに向かう。ゲートの左右の人だかりに圧倒される。なんだなんだこのインド人の数は。二百人はいるだろうか、それぞれが宿泊客の名前とホテル名をかいたカードを持って、一斉にこちらを見ている。ムム、なんだこの迫力は。僕は彼らの迫力に気押されしないようゆっくりとカードをひとつずつ見て回る。たしか昼間台北の空港から電話予約したホテルはDゲストハウスだったよな。
出迎えのインド人たちは白い葉を見せ愛想笑いをしながら指でカードを指している。
一度ぐるっと回ったけれど見つからない。こんな数の中から自分の名前を探すのは大変だよ。おまけに手書きの下手なアルファベットで書いてあるし。と思いつつ二度目も見つからない。三度目はしっかりカードを一つづつチェックするが。ない。ない。ない。
まさかと思いつつ予約したホテルへ電話をいれてみる。
「あの今日予約を入れた日本のシノハラだけど。今、デリー空港に着いているんだけど。迎えが見つからないよ。」
「ああ迎えね、今夜はもう遅いから、ホテルまでタクシーで来ればいいよ。」
なななんだ。こちらが英語で抗議の言葉を捜している間に相手は電話を切ってしまった。
これが噂に聞いたインド式なのだ。なんという・・・怒りよりもあきれるよりもなんとなく納得。一ヶ月間この調子に慣れなければやっていけないのだ。
でもとりあえずどうするかと思案気に立ち尽くしている僕に東京から来たというDさんが声をかけてきた。Dさんは飛行機のなかで隣の席にいた三十代の男性の旅行者で、空港内の待合室に泊まるとのことで先程別れたばかりだった。事情を話すと、じゃあご一緒にということで同伴者のYさんと三人で二階にある有料の待合室に泊まることになった。
この時点で僕のインドでのホテルでの初夜と朝の散歩とチャイとサモサの予定は見事にキャンセルになったのである。ところがインドはそれだけでは足りないのか追い討ちをかけるようにさらに僕のカルチャーショックに揺さぶりをかけてくるのである。
2010年01月21日
カレーの週間メニュー
河原町のスパイス工房内にあります「カレーの梵我」の
1月22日(金)~27日(水)までのメニューです。
●キーマなすカレー(中辛)
ビーフとポークの合挽きを専用スパイスで炒めココナッツミルクで煮込んだ
カレーに揚げた茄子がたっぷり。心地よい舌触りは特に女性に人気があります。
ガンや高血圧、動脈硬化の予防に期待ができます。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●バターチキン(甘口)
専用スパイスに漬込んだハーブ鶏をバターとミルク、生クリームで煮込んだ
辛味のない贅沢なシチューのようなホワイトカレーです。辛さの苦手な方や
お子様に人気があります。
消化不良や胃の調子を良くするスパイスを使用しています。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●ホットバターチキン(辛口)
バターチキンに自家製辛味スパイス「ファイアーマサラ」を加えた栄養価の
高いホワイトカレーです。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
「ファイアーマサラ」(680円)のご注文は梵我のホームぺージ http://www.bonga.asiaから

●梵我(ぼんが)流チキンカレー(辛口)
骨付きチキンを自家製スパイスと自家製ヨーグルトに漬込んだサラサラの
インド式カレーです。梵我のカレーが初めてという方におすすめです。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●チーズとほうれん草カレー(中辛)
冬が旬のほうれん草をグリーンカレーにし、モッツアレラチーズを練り込んだ
ベジタリアンカレーです。
栄養価が高く、貧血防止に
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
1月22日(金)~27日(水)までのメニューです。
●キーマなすカレー(中辛)
ビーフとポークの合挽きを専用スパイスで炒めココナッツミルクで煮込んだ
カレーに揚げた茄子がたっぷり。心地よい舌触りは特に女性に人気があります。
ガンや高血圧、動脈硬化の予防に期待ができます。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●バターチキン(甘口)
専用スパイスに漬込んだハーブ鶏をバターとミルク、生クリームで煮込んだ
辛味のない贅沢なシチューのようなホワイトカレーです。辛さの苦手な方や
お子様に人気があります。
消化不良や胃の調子を良くするスパイスを使用しています。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●ホットバターチキン(辛口)
バターチキンに自家製辛味スパイス「ファイアーマサラ」を加えた栄養価の
高いホワイトカレーです。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
「ファイアーマサラ」(680円)のご注文は梵我のホームぺージ http://www.bonga.asiaから

●梵我(ぼんが)流チキンカレー(辛口)
骨付きチキンを自家製スパイスと自家製ヨーグルトに漬込んだサラサラの
インド式カレーです。梵我のカレーが初めてという方におすすめです。
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
●チーズとほうれん草カレー(中辛)
冬が旬のほうれん草をグリーンカレーにし、モッツアレラチーズを練り込んだ
ベジタリアンカレーです。
栄養価が高く、貧血防止に
セット価格580円(Lサイズ780円)、カレールーのみ400円
2010年01月20日
梵我マスターのスパイスうんちく(1)
「梵我マスターのスパイスうんちく」シリーズは
いままで著者が出会ったスパイスや
まだ巡り会っていないスパイスも含めて
そのスパイスの情報、利用法、効能、エピソード
などをご紹介していくコーナーです。
コメントの他メールbonga2005@wine.ocn.ne.jp
でのご質問、ご意見を
お待ちいたしております。
クミン
●なんといってもカレーに欠かせない
代表的風味のスパイスです。
カレー用パウダーに他のスパイスと
ブレンドして使います。ケーキやパンの
風味付けやソーセージや挽肉料理のアクセント
としても使います。
●地中海沿岸やエジプトが原産地でインドではジーラ
中国では馬芹と呼ばれています。
古代から薬用植物として利用され軽い消化不良に
効能があります。
●古代ローマではクミンシード(種)を身につけたり
結婚式の時相手のポケットに忍ばせたら恋人の
心変わりをふせぐといわれました。
いままで著者が出会ったスパイスや
まだ巡り会っていないスパイスも含めて
そのスパイスの情報、利用法、効能、エピソード
などをご紹介していくコーナーです。
コメントの他メールbonga2005@wine.ocn.ne.jp
でのご質問、ご意見を
お待ちいたしております。
クミン
●なんといってもカレーに欠かせない
代表的風味のスパイスです。
カレー用パウダーに他のスパイスと
ブレンドして使います。ケーキやパンの
風味付けやソーセージや挽肉料理のアクセント
としても使います。
●地中海沿岸やエジプトが原産地でインドではジーラ
中国では馬芹と呼ばれています。
古代から薬用植物として利用され軽い消化不良に
効能があります。
●古代ローマではクミンシード(種)を身につけたり
結婚式の時相手のポケットに忍ばせたら恋人の
心変わりをふせぐといわれました。
2010年01月19日
梵我マスターのスパイス日記(2)
梵我マスターのスパイス日記(2)は
文章の中の一部に第三者に漏洩しては
いけない記事がありましたので削除させて
いただきます。
関係者のかたおよび読者のかたには
ご迷惑おかけいたしました。
文章の中の一部に第三者に漏洩しては
いけない記事がありましたので削除させて
いただきます。
関係者のかたおよび読者のかたには
ご迷惑おかけいたしました。
2010年01月17日
インドの食い倒れ(1)
きっかけは軽い一言
「僕、来年の一月にしばらく店閉めて、ええひと月ほどですけどインドへ行ってこようかな。」
お客様のいない店内の奥の厨房で明日の料理の仕込みの手を休めて、左斜め45度の中空に目を泳がせながらそうつぶやいたのは、誰あろう僕のインド料理のお師匠様のM氏でした。
「え!お店ひと月も閉めるんですか?」
「うーん一月は寒いし、お客も少ないからね。それに僕インドで考えたいこともあるしね。そうだ篠原さんも一緒に行かない?」
「ええっ!」また簡単におっしゃる。でもこの気軽なフィーリングどこかで・・・。そうだ5年前のあの時もそうだった。
「ねえ篠原さん、ランタン谷行きません?これから雨季に入るんですが一番綺麗な時期ですよ。」
お客として昼飯のチキンカレーを食べている僕にカウンター越しにM氏が声をかけてきた。
「ランタン谷?」カレーをすくうスプーンを止めていぶかしがる僕にM氏はこともなげにおっしゃった。
「いやだなあ、ヒマラヤのランタン谷ですよ。1週間ほどの軽いトレッキングですけど仕事休めます?」
あの時もM氏の気軽な誘いにのって、往復1週間の軽い?トレッキングで4千メーターの高さまでお散歩に行った訳でした。高山病や下痢、親指大の雹、眠れぬ寒い夜。慣れぬ山歩きで痛めた足を引きずりながら歩いたこと。
などなど。
今度はインドにひと月だとおっしゃる。時間的にも金銭的もとても無理だと言う。
「なに今は格安の航空券があるし、インドは物価がべらぼうに安いんで、航空運賃含めても15万円もあればやっていけますよ。それにインド料理のお店始めようと思ってるんでしょう。絶対行っとくべきですよ。ああ朝食べるサモサとチャイのおいしかったこと。ベジタリアンレストランだったらデリーにおいしい店があったな。屋台のシシカバブは最高だった。ホテルで食べたインディアンフーズのバイキングなんて五百円で食べ放題だし」
ちなみにサモサとはスパイスのきいたポテトの入った大きな揚げ餃子みたいなもの。
シシカバブとはマトンのひき肉のソーセージを焼いたものと思えば近いかな。
食べ物の話から入られると僕も弱いところがある。目の前に料理のイメージが浮かび、口の中にはその食感や味まで感じだしてしまう。
いやいやいけない。安易に話しに乗っては。
そのときは興味がないフリしてお断りしたが、帰りの車の中では、もうインドの街角やレストランでいろんなインド料理を食べている自分の姿しか浮かんでこない。
「一月にインドに行くことになったから」
家に帰った途端奥さんにそう言っている自分ってどんな人!って疑問符。
「僕一緒に行けないかもしれない」
せっかちに超のつく僕はインドの旅の準備も全て整え、格安の飛行機のチケットも手配しM氏に報告したらこともなげにそうおっしゃる。
「いや行くことは行くんですけど、かみさんの友達の出産日がどうも伸びそうでしてね」
出産日とM氏の旅行日程との関係がどうしても結びつかず、けげんな顔のぼくに「僕らは出産は病院や産婆さんに頼まず自分たちで取り上げてるんですよ。うちのかみさんの時だってみんなに手伝ってもらって。その後胎盤を家族で食べたんですよ。娘なんか久しぶりのお肉だって喜んじゃって。でもあれって結構おいしいんですよ。ちょうど豚肉のバラのところみたいで。」
僕の大脳がその胎盤の味を感じ始めたのを慌てて振り切って、話題を元にもどした。
「ということは、胎盤の味・・・じゃなくてインドには僕一人で行くことになりますよね。」
「そういうことになりますね。まあ篠原さんなら大丈夫でしょう。」とこともなげにおっしゃる。どこが大丈夫なの。たどたどしい英会話しかできない五十過ぎのおっさんが何のつてもなく金もなくひと月あまりインドで暮らすなんて、想像つかない。
「そうですね。」動揺を厚顔のうちに隠しこともなげに答えている見栄っ張りな自分て危ういなあ。その夜机のうえに広げたガイドブックを見ながら、どこに行くのかどこに泊まるのかどこで食べるのか、もうすっかり一人旅を楽しんでいる怪しげな自分がいた。
次週に続く
「僕、来年の一月にしばらく店閉めて、ええひと月ほどですけどインドへ行ってこようかな。」
お客様のいない店内の奥の厨房で明日の料理の仕込みの手を休めて、左斜め45度の中空に目を泳がせながらそうつぶやいたのは、誰あろう僕のインド料理のお師匠様のM氏でした。
「え!お店ひと月も閉めるんですか?」
「うーん一月は寒いし、お客も少ないからね。それに僕インドで考えたいこともあるしね。そうだ篠原さんも一緒に行かない?」
「ええっ!」また簡単におっしゃる。でもこの気軽なフィーリングどこかで・・・。そうだ5年前のあの時もそうだった。
「ねえ篠原さん、ランタン谷行きません?これから雨季に入るんですが一番綺麗な時期ですよ。」
お客として昼飯のチキンカレーを食べている僕にカウンター越しにM氏が声をかけてきた。
「ランタン谷?」カレーをすくうスプーンを止めていぶかしがる僕にM氏はこともなげにおっしゃった。
「いやだなあ、ヒマラヤのランタン谷ですよ。1週間ほどの軽いトレッキングですけど仕事休めます?」
あの時もM氏の気軽な誘いにのって、往復1週間の軽い?トレッキングで4千メーターの高さまでお散歩に行った訳でした。高山病や下痢、親指大の雹、眠れぬ寒い夜。慣れぬ山歩きで痛めた足を引きずりながら歩いたこと。
などなど。
今度はインドにひと月だとおっしゃる。時間的にも金銭的もとても無理だと言う。
「なに今は格安の航空券があるし、インドは物価がべらぼうに安いんで、航空運賃含めても15万円もあればやっていけますよ。それにインド料理のお店始めようと思ってるんでしょう。絶対行っとくべきですよ。ああ朝食べるサモサとチャイのおいしかったこと。ベジタリアンレストランだったらデリーにおいしい店があったな。屋台のシシカバブは最高だった。ホテルで食べたインディアンフーズのバイキングなんて五百円で食べ放題だし」
ちなみにサモサとはスパイスのきいたポテトの入った大きな揚げ餃子みたいなもの。
シシカバブとはマトンのひき肉のソーセージを焼いたものと思えば近いかな。
食べ物の話から入られると僕も弱いところがある。目の前に料理のイメージが浮かび、口の中にはその食感や味まで感じだしてしまう。
いやいやいけない。安易に話しに乗っては。
そのときは興味がないフリしてお断りしたが、帰りの車の中では、もうインドの街角やレストランでいろんなインド料理を食べている自分の姿しか浮かんでこない。
「一月にインドに行くことになったから」
家に帰った途端奥さんにそう言っている自分ってどんな人!って疑問符。
「僕一緒に行けないかもしれない」
せっかちに超のつく僕はインドの旅の準備も全て整え、格安の飛行機のチケットも手配しM氏に報告したらこともなげにそうおっしゃる。
「いや行くことは行くんですけど、かみさんの友達の出産日がどうも伸びそうでしてね」
出産日とM氏の旅行日程との関係がどうしても結びつかず、けげんな顔のぼくに「僕らは出産は病院や産婆さんに頼まず自分たちで取り上げてるんですよ。うちのかみさんの時だってみんなに手伝ってもらって。その後胎盤を家族で食べたんですよ。娘なんか久しぶりのお肉だって喜んじゃって。でもあれって結構おいしいんですよ。ちょうど豚肉のバラのところみたいで。」
僕の大脳がその胎盤の味を感じ始めたのを慌てて振り切って、話題を元にもどした。
「ということは、胎盤の味・・・じゃなくてインドには僕一人で行くことになりますよね。」
「そういうことになりますね。まあ篠原さんなら大丈夫でしょう。」とこともなげにおっしゃる。どこが大丈夫なの。たどたどしい英会話しかできない五十過ぎのおっさんが何のつてもなく金もなくひと月あまりインドで暮らすなんて、想像つかない。
「そうですね。」動揺を厚顔のうちに隠しこともなげに答えている見栄っ張りな自分て危ういなあ。その夜机のうえに広げたガイドブックを見ながら、どこに行くのかどこに泊まるのかどこで食べるのか、もうすっかり一人旅を楽しんでいる怪しげな自分がいた。
次週に続く

